ヘリカルピアシステムでは、主軸が正四角形状でソリッドタイプのスクエアシャフト(Solid Square Shaft)と円柱状のパイプシャフト(Pipe Shaft)の両方を採用しています。設計では個々の状況を加味して選択します。
パイプシャフトの方が鉛直方向・水平方向に対する強度がともにスクエアシャフトより優れています。しかし、戸建住宅の杭基礎としてはスクエアシャフトの方が優れている点がたくさんあります。
パイプシャフトとスクエアシャフトの最大の違いは、外見上から見て取れるように、直径及び表面積の大きさです。シャフトの直径や表面積が小さいほど、貫入トルクは小さくなり、小規模な装置による施工が可能です。また、地盤の撹乱も最小限に抑えることができ、杭の間隔も狭く取ることができます。
それゆえ、戸建住宅のような中小規模の杭基礎にはスクエアシャフトが適しています。
また、スクエアシャフトのほうが表面積が小さいため、パイプシャフト(肉厚5㎜)のおよそ30倍の製品寿命があります。